【Clubhouse】海外家なしキャンプ生活家族と対談〜②子育て編

家なしキャンパー対談

日本は居心地が悪いな。
海外で日本人が生活するってどんな感じかな。
思いっきりチャレンジしたい!

こんなモヤモヤを抱いているご夫婦やお子さんがいるご家族へ。

Clubhouseでとてもユニークなお二人を招き対談roomを開催。

登壇者は、海外でキャンピングカーで生活するこのお二人。

Masaさん

Masaさん家族

KAZUさん

KAZUさん家族

本記事は、①夫婦編の続編です。お二人の紹介も含め、ご覧になられていない方はぜひ、こちらからご覧ください↓

家なしキャンパー対談

【Clubhouse】海外家なしキャンプ生活家族と対談〜①夫婦編

では、本題に行きましょう。

海外で家なしキャンプ生活、子育て事情

海外でファミリーが生活する場合、気になることの1つに〝教育〟を思い浮かべる方が多いと思います。Masaさん、KAZU さんもお子さんと一緒に海外で生活されていますので、リアルな体験談を踏まえたお話をお聞きしていきます。

お子さんの教育はどうしてる?

ばも

海外にいると日本で考える教育とは違った教育があると思うんです。ましてやキャンピングカーで旅をしていると学校に行くことがメインの教育は出来ないと思うのですがどうでしょうか?

Masaさん

ぼくは自然があって家族がいればあとは自由な感じでいい。学校に行きたくなければ行かなくていいし。学びたくなれば学べばいい。自由な感じでやりたいことをやる。にしてる。学校側も休みたかったら休めばいいっていう雰囲気。先生たちも休みたいだったらそっちを優先させてって感じだし、他の子どもたちもみんな同じ。

ばも

と言うことは、そもそも日本でいう不登校っていう言葉も、考え方もないんですね?

Masaさん

そうそう、不登校なんていう概念がないね。あと、学校に日本人がうちの子だけなんだけれど、避難訓練を英語だけでなくて日本語でも用意してくれている。人をリスペクトするというか、差別に対して気をつけることが当たり前で多様性文化が根付いているところがビックリする。

Masaさんのお話から、日本とカナダの教育に対するスタンスの違いが明らかですね。子どもたちの個性を生かすと言う本質を、私たちは考えなければいけないと感じます。

ばも

KAZUさんは世界一周中だからまたちがった状況ですが?

KAZUさん

旅が最高の学校だと思って、旅を始めました。とはいえ、長期滞在した地域では学校に通わせたこともあります。

Masaさん

へぇ〜そうなんだ!どうだった学校行っている時楽しそうだった??

KAZUさん

いや〜それが面白くって、長男が学校、次男が保育園にいかせたことがあります。その時、長男は言葉の壁とか年齢の違いでちょっと苦労したみたい。最初の1〜2週間はつまんなそうにしていた。2週間を過ぎたとき、次男の通う保育園(すぐとなり)に脱走したことがあって、その時はすごく褒めた。脱走劇を自分の武勇伝のように語る長男の目は輝いていた。どうやってフェンス超えたの!?とか聞き出してたらどんどん目が輝いて話してくれた。そう言う経験も教育かなって思った。

Masaさん

すごいね!がんばったね!金メダルあげたい!!

KAZUさんのお話からは、学校に行くことばかりが教育じゃない。自分で考えて行動して想いを伝えると言う経験にこそ学びがあると教えて頂きました。

コロナ禍で現地の教育は?

日本ではコロナ禍で休校になり、各家庭での学習をした時期がありました。そのほとんどがオンライン教育はされず、プリントが配られ親が採点して定期的に提出するというもの。。。KAZUさんMasaさんがいる場所ではどのような状況なのか伺ってみました。

ばも

コロナ禍で学校はどういった対応をしていましたか?

KAZUさん

中南米はコロナ以降、ずっと学校が閉まりっぱなしなんですよ。閉まっている間の勉強は、みんなオンラインでやっています。日本の皆さんが考えるよりもネットワークが発達しているんです。

ばも

オンラインって、Zoomとかで双方向な感じでやるんですか?

KAZUさん

そうです。グアテマラとかメキシコはZoomでやってました。

ばも

え!そうなんですね。スゴイ。日本の学校のほとんどはオンラインできなくて、プリントでした。その中でうちの子の学校はオンラインやるって連絡が来て、おっ!!って思ったら、YouTubeのような感じでビデオを用意するだけでした。。。

Masaさん

え!なにそれ、ヤバいですね(笑)北米はホームスクーリングが当たり前。不登校の概念がないから、行かない人は行かないでいい。行かないならお金の補助はするねって感じ。ホームスクールのプログラムもあって好みなものを選ぶ。例えば週に3回は学校に行って、基礎的なことは親が教えるとか。ホームスクーリングになってコミュニケーション能力が弱くなる可能性も踏まえて昔からオンラインプログラムも発達している。

KAZUさん

2009年頃にアフリカタンザニアに行った時、ものすごくネットワークが普及していてイメージが変わった。ヨーロッパの携帯会社がアフリカにバンバンアンテナたてて、携帯を配っていたこともあったみたい。極端な話、ケニアのマサイ族は携帯電話を使って狩をしていて、こっちから攻めるからこっちに回ってと連絡をとっていた。デジタル通貨もかなり流通している。

Masaさん

そうだね、インド行った時田舎でもみんな携帯持ってた。日本の方が広がっているイメージだけど、ハンコとか紙文化が根強いよね〜

教育にしてもインフラにしても、日本は日本人が思っているよりも世界から遅れをとっていることがこの会話で明確になりました。一人ひとりがしっかり考えていかなければいけないと感じます。

Masaさんからホームスクーリングするご近所さんのエピソードを教えてくれました。

Masaさん

小学校4年生の時点で、本を500冊読んでるってお子さんがいて、その親が言っていることは、彼が学びたいことにひたすら時間をかける。学校に行くと学びたくないことも多いからホームスクーリングがいい。知識を詰め込むっていらないって感じている人が多いみたい。

このMasaさんの話は、学びの本質。さらに続きます。

Masaさん

テストもさ、iPhoneをありきにした方がいい。検索した上でどういう情報を収集して選択するか。そういった教育の方が必要だと思う。

まさしくその通りで、情報の選択する能力を子どものうちから身につけた方が、学びや経験のスピードも格段に上がることは間違えないですね。

これから先の教育はどうする?

KAZUさん、Masaさんお二人の教育に対する概念は、子ども主体で興味があることをとことんやらせると言う本質的な学びをされていることがわかりました。では、少し先のお話もお伺いしたいと思います。

ばも

この先、子どもたちが大きくなるにつれて教育はどうしていくか、手段とか思いとかどうお考えですか?

KAZUさん

そうですね、今は7歳なんだけれど、5歳から旅を始めて大きくなるにつれて自然に文字とか数字とかに興味を持ち始めている。そういった時がチャンスで、興味がない時に教えても伸びない。だからこの連続でいいと思ってる。もし日本に帰って、何かわからないことがあって、学びたい知りたいと思った時に環境づくりを親として努力したい。子どもには飯が食える大人になってくれればそれでいいと思ってる。

Masaさん

大人になっても自由に自分の好きなことをしていけばいいかなっと思ってる。子どもたちが大人になる時は、お金を稼ぐってことはそこまで頑張らなくてもいいような気がしてて、大学とかで学べることもオンライン上に全てあるような時代だから。好きなことを好きなだけ出来るようになれればそれでいいと思ってる。

ばも

確かにそうですよね、自分がやりたいことをやりたいときに学ぶが一番効率がよくて、最終的には、好きなことをたくさんできて飯が食えるが重要ってことですね。

子育て事情まとめ

Masaさん、KAZUさんの話から、子育てで一番大切にしなければいけない事は「子どもの探究心を一番大切にする」これにつきることが見えてきました。

子育てについて、最後にお二人からこんなエピソードも頂きました。

KAZUさん

メキシコに行った時、ヒッピーの人たちに出会って衝撃を受けた。10代の頃から自分の好きなことをやっていて、なにをやるにしても自分たちで考える、指示もない。だから自分で時間をコントロールするってことができる。そう言う主体性が日本にはあまりないと感じます。

Masaさん

海外に出てきたばっかりの時、英語が喋れない自分に自信を無くしたことがあって、でも他の英語圏ではない人の振る舞いが、言葉がしゃべれないなんて全く気にしていない。自分のやりたいことをしっかりやって立っている。それをみた時、自分のことなんて誰もみていない。自立ってこう言うことか!って気づいた。

この記事を読んでくださった方が、もし日本に生きづらいとか、モヤモヤを持っているならば、海外で生活すると言う選択肢も大いにあり。このことを、少しでも身近に感じていただけたら嬉しいです。

と言うことで、次回は、「③生きる本質とは何か」についてお二人の話をまとめていきます。

最後までお読み頂きありがとうございます。

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