こどもの食物アレルギーとは【実体験 症状や治療 まずやること】

卵、乳、小麦

こどもの食物アレルギーや肌トラブルにお悩みを持つ人

ママ
「うちの子かるいの肌トラブルがあるな。いつも同じところに湿疹があるし。特定のものを食べた時だけ少し痒がる。これって食物アレルギーなんじゃない?でも病院に行くほどじゃないかな。。。」

こういった不安をお持ちではありませんか?

本記事の内容

  • こどもの食物アレルギーについて【4つの項目で解説します】
  • まとめ:最初に始める事

記事を書いている私は、6歳の娘と2歳の息子がいます。

こどもたちはアレルギー体質で、娘は最大で7種類の食物にアレルギー反応がありましたが、私の作る完全除去食で育ち現在では卵アレルギーのみ。

医学的な難しい話では無く、親としての実体験をベースにお伝えして行きます。

特に病院に行くほどでは無いが、湿疹や痒みがなかなか良くならないお子さんがいる方、医者に通ってはいるが食物アレルギーとはそもそも何なのか知りたい方は、ぜひ記事をご覧ください。

こどもの食物アレルギーについて

①どのような食材で食物アレルギーが起きるか知りたい

②どのような症状が出るのか知りたい

③アレルギーの診断方法を知りたい

④どのような治療方法があるのか知りたい

①どのような食材で食物アレルギーが起きるのか知りたい

まずは食物アレルギーが起きやすい食材として、一般的に知られている食材を確認しておきましょう。

食物アレルギーには、加工品の容器包装に表示が義務付けられている特定7品目と、特定原材料に準ずるものとして出来るだけ表示をする事が推奨される20品目の2種類があります。

特定7品目

・卵(鶏卵‥卵黄よりも卵白がアレルギーを起こしやすい)

・牛乳(乳製品も含む)

・小麦

・えび

・かに

・落花生

・そば

特定原材料に準ずるもの20品目

アワビ、イカ、いくら、オレンジ、カシューナッツ、キウイフルーツ、牛肉、くるみ、ごま、シャケ、さば、大豆、鶏肉、バナナ、豚肉、松茸、桃、山芋、りんご、ゼラチン

しかし、これ以外の食材でアレルギーを起こす人がいるのも知っておかなければなりません。

実際私の娘は27品目以外で、お米、じゃがいも、さつまいもにアレルギーがありました。

②どのような症状が出るのか知りたい

食物アレルギーで最も多い症状は、皮膚に発症する症状です。その他、呼吸器、粘膜、消化器などがあり、複数の症状が同時におこる場合(アナフィラキシー)もあります。

・皮膚:痒み、蕁麻疹、湿疹、赤み、むくみ

・呼吸器:くしゃみ、鼻水、鼻詰まり、せき、呼吸困難

・粘膜症状:目の充血、痒み、涙目、口腔、舌、唇のはれや違和感

・消化器:下痢、吐き気、嘔吐、血便

・循環器:脈の乱れ、血圧低下、手足が冷たくなる、唇や爪が青くなる

・神経:元気がない、ぐったりする、意識散漫、排泄物を漏らす

食物アレルギーは、アレルギー物質を摂取してから発症するまでの時間で、それぞれ名前がついています。

即時型:数分~2時間以内に発症するもの

遅発型:6~8時間後に発症するもの

遅延型:1~2日後に発症するもの

多くの皮膚科や小児科などで治療が行われているのは、即時型の食物アレルギーを対象にしたものです。私の実体験で思う事ですが特に乳幼児期では、遅発型、遅延型も含めなるべく症状が出ないように保ってあげる事が重要と感じています。

③アレルギーの診断方法を知りたい

食物アレルギーが疑われる症状が現れた時の診断方法としては下記のような方法があります。

・食物除去試験

・食物負荷試験

・血液検査(IgE抗体検査)

・皮膚テスト(アレルギー物質の液体を皮膚に接触または針で注入するテスト)

うちの子供達は、血液検査と食物除去で診断を行いました。

④どのような治療方法があるのか知りたい

原因となる食物を限定し必要最小限の除去→アレルギー反応を起こさないようにする事が基本です。症状がある場合は、適切な塗り薬や飲み薬の併用、アナフィラキシーショックに対しては、自己注射薬(エピペン)などがあります。

医師や患者さんの状況により除去を主体で考える場合と、摂取しながらコントロールして行く方法に分かれます。

どちらにせよ、原因となる食物を特定しないと的確な治療は行えない為、出来れば病院に行く前に、しっかり症状を把握するようにしましょう。

具体的には、症状と食べたものがわかるよう、食事日記をつけることをお勧めします。

まとめ:最初に始める事

①食物アレルギーの起こりやすい食材27品目以外にもアレルギー反応を示す場合がある

②皮膚の症状の他に、粘膜や呼吸など様々な症状が出る

③食物アレルギーの診断は、除去又は負荷試験と血液検査を参考に行われる

④治療は除去が基本、軽度な症状なら食べ物と症状を把握してから医師の指導を受ける

まとめの中で1番大切な事は、④のしっかり症状を把握してから医師の指導を受ける事です。

なぜかと言うと、乳幼児は医師の前で自分の症状を的確に伝える事が出来ません。的確な症状が分からなければ、医師も的確な診断は行える訳もなく「とりあえずこの薬つけてみてください」と効果が強いステロイド薬を出してしまうと言うロジックにハマってしまいます。

食事日記を提示する事により的確な診断が行いやすくなるので、是非やってみてください。

と言う事で、今回は以上になります。

最後までお読みいただきありがとうございました。


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