温泉マメ知識 第1回【成分分析表を見よう】

白骨温泉

温泉の魅力を知った温泉初心者向け

温泉の豆知識をサクッとお届けします。

今回は3つの項目で解説します。

・成分分析表の湧出量に注目

・源泉掘削深さは浅い方が魅力あり

・高アルカリ性温泉は乾燥に注意

この記事を書いている私は

温泉観光士で温泉マニア歴20年

車中泊で日本中の温泉に

入りまくっている経験から

温泉の本質をご紹介したいと考え

この記事を書きました。

ぜひご覧ください。

成分分析表の湧出量に注目

成分分析表の湧出量を

必ず確認してください。

特に、源泉掛け流しを

うたっている施設では重要です。

源泉掛け流しが成立する湧出量は

300L/分超えが必要です。

300L/分以下では、

たくさんの湯船がある施設や

広い湯船がある施設などで

温泉が腐っていることがあります。

湯船の数が少ないとか、浴槽限定で

源泉掛け流しを行った場合は

300L/分以下でも

管理出来ることもありますが

入浴客目線で考えた場合

源泉掛け流しでは、

300L/分以上あると安心です。

源泉の掘削深さは浅い方が魅力あり

温泉と認定されるには、

湯温が25度以上と決まりがあります。

地面を100m掘ると、2.5度上昇する

と言われていますので

例えば、地上の気温が12.3度

(東京の最低気温の年間平均)の場合

1200m掘ることにより

43.3度の温泉が湧出します。

掘削技術、保温技術の進化で

深く掘れば

簡単に温泉が湧く

ということになります。

泉質も様々ですので

一概には言えませんが

掘削深さが浅い温泉こそ、

地中のパワーを感じることが出来る

サイコーの温泉です。

ササっと源泉の温度などを測るため

非接触型の温度計で

計測すると楽しいです。

高アルカリ性温泉は乾燥に注意

アルカリ性の温泉とは

ph8.5以上となります。

石鹸はph9以上。と言うことは

アルカリ性温泉=石鹸水

とも言えるのです。

アルカリ性温泉は、美人の湯とよばれ

角質を落とし美肌効果あり

と言われますが

石鹸で体を洗った状態と同じ事。

アルカリ性温泉は

湯沢りがヌルヌルする事も多く

化粧水のように感じますが、

石鹸水に浸かったようなものなので

乾燥には十分注意をし

ご入浴ください。

数値的に知りたい方は

ph測定計を持参し

成分分析表のph値との

違いを確認すると楽しめます。

アルカリ性の温泉は劣化すると

中性に変化します。

まとめ

成分分析表を確認してから

入浴しましょう。

その際には次の事を確認します。

①湧出量が300L/分以上あるか

②温泉の掘削深さは浅いか

(分析表に記載ない場合がある)

③アルカリ性の場合、肌の乾燥に注意

今回の内容は、

YouTubeでも語っていますので

よろしければご覧ください。

と言う事で今回は以上となります。

温泉ライフをお楽しみください。

第2回はこちら

温泉マメ知識第2回【成分分析表でわかる事】

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