温泉マメ知識第3回【テイクアウトで温泉を楽しもう】

カインズホーム

コロナウイルスの影響で、大好きな温泉に入れない日々を送る人

温泉ガール

温泉が大好きで、毎週末温泉を巡るのが楽しみ。でもコロナの影響で温泉施設の営業も自粛、お出かけも自粛。どうにか温泉を楽しむ方法はないのかな?

こんなお悩みをお持ちの方、多いのではないでしょうか。

私も同じ気持ちです。

そんな時フォロワーさんのツイートで、温泉をポリタンクで買って持ち帰れるというツイートが私のタイムラインに流れてきました。

しかも、通勤ルートの途中にあるホームセンターのカインズホーム飯能店ではないですか!?

という事で、実際に体験してブログを書くことにしました。

私が買った温泉販売所

店名:カインズホーム飯能店

住所:埼玉県飯能市大字阿須 812-55

営業時間:9:30~20:00 (コロナ自粛中は10:00〜18:00)

埼玉県を中心にチェーン展開するホームセンターのカインズホームです。

温泉を販売しているホームセンターが他には見た事がありません。

2020年6月3日の新装オープンで、温泉販売は終了となりました。

本記事はレビューとしてお楽しみ頂ければうれしいです。

温泉の詳細

源泉名:飯能湯本温泉

泉温:29.6℃

PH:8.8

蒸発残留物:1.951g /kg

泉質:ナトリウム-塩化物泉(低張性-アルカリ性-低温泉)

湧出量:42L /min(動力)

値段:ポリタンク1缶100円(ポリタンクの大きさは問わない)

どんな温泉?

まさか飯能で結構濃いめのナトリウム-塩化物泉が湧出しているとは!と驚くようななかなかの泉質です。

すこしだけ塩味があり、色はうっすら茶色をしています。

アルカリ性ですが、塩分が豊富で乾燥を防ぎ、体の芯から温まると言った感じです。

湯温は、温泉法ギリギリの29.8℃。

温泉施設に行き、29.8℃だとちょっとがっかりですが、自宅に持ち帰り沸かすので湯温が低いことになんのデメリットもありません。

飯能で温泉?と思う方がほとんどだと思いますし、実際に生まれも育ちも飯能人の私もそう感じました。

カインズホーム飯能店で、温泉が売っていることは知っていましたがまったく興味ナシでした。

しかし、温泉観光士の私が断言します。

ここはなかなかの温泉です。

近くにお住まいの方は、ぜひ一度試していただきたいです。

自宅での利用方法は?

今回、私は30リットルを購入しました。ポリタンク20リットル1缶、10リットル1缶です。

足を伸ばせるタイプの家庭用浴槽では、30リットルだと湯沸口のところまでお湯がこない感じです。

これを水道水で薄め、沸かして入りました。

源泉100%でもちろん入りたいところなのですが、蒸発残留物がそれなりにあるナトリウム-塩化物泉なので、風呂釜を守るためにも薄めて入る方が良いです。

飯能湯本温泉であれば、40リットル(ポリタンク2つ分)ぐらいを購入し水道水で薄めるのがオススメ。

30リットルを投入しても十分温泉を感じられますし、風呂釜にもそれほど負担はないでしょう。

湯上りも水道水では感じられない体のポカポカ感、肌のしっとり感がありました。

この模様はYouTubeにもありますので、よろしければどうぞ。

テイクアウト温泉を初めて体験して思う事

コロナで日帰り温泉施設が休業や営業自粛を行うという事実。

しかし温泉施設の営業スタイルは、温泉に入りに来る人がいないと収益が上がらない。

そもそも、現代はほぼ全ての家にお風呂あるわけで、自宅のお風呂よりも日帰り入浴がいいよね!と全ての人に思われるのは、もはやありえない話です。

こう考えていくと、早かれ遅かれ、将来の日帰り温泉や銭湯は変わらなければならない。

もしかするとファストフードのように 温泉テイクアウトの時代がくる可能性は大いにあり得る話です。

テイクアウト温泉では泉質が重要になる

温泉をテイクアウトすると、自宅の浴槽に届くまでには冷めてしまいます。

と言うことは湯温が高いことへの魅力はほぼナシ。

単純泉にとっては厳しい戦いですが、湯温の低い療養泉や冷鉱泉ではテイクアウト温泉として持ち帰り、自宅で薄めたとしても十分効能が見込めます。

温泉施設を運営する上では、沸かして経費がかかる、こう言った温泉でも、成分さえ良ければ自宅で楽しむ事は十分可能です。

今回、実際テイクアウト温泉を利用し、私自身体感することができました。

テイクアウト温泉は新たな温泉の楽しみ方として浸透する可能性が十分あります。

テイクアウト温泉の価格について

銭湯でさえ470円。

でも今回テイクアウトした温泉はポリ缶1つ100円。

2缶で家族4人温泉を自宅で楽しむことが出来ました。

コスパは良すぎです。

地方で温泉が豊富な地域などでは、10リットル10円や、無料なんて場所もあります。

軽自動車にオレンジの大きなポリタンクを積んで、温泉を汲みにくる姿を見かける事があるくらいです。

とは言え、まだまだ普及していないからこんな価格なのかもしれませんが、みんなが良さに気づいたらテイクアウト温泉が値上がり、日帰り温泉が安くなる事も想定出来ることの1つです。

まとめ

温泉が自宅で楽しめること、この事を私はコロナの自粛生活で気付くことが出来ました。

これは、新たな趣味やビジネスが生まれるきっかけになる大きな気づきで、とてもワクワクしています。

他にも近くにテイクアウトが出来る温泉がありそうなので、足を運んだ際にはこのブログはもちろん、YouTubeTwitterでご報告します。

YouTubeのチャンネル登録、ツイッターのフォローをいただけると嬉しいです。

では、今回もありがとうございました。

温泉のマメ知識台1回からみる↓

温泉マメ知識 第1回【成分分析表を見よう】

温泉スタンドの温泉を劣化させずに温める方法もブログにまとめました↓

温泉マメ知識第4回【温泉スタンドでテイクアウトした温泉の温め方】

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