温泉マメ知識第4回【温泉スタンドでテイクアウトした温泉の温め方】

バスタブ

温泉スタンドで、テイクアウト温泉を楽しむ方へ。

温泉好き兄さん

温泉スタンドでテイクアウトした温泉を自宅で入る時、お湯を劣化させず温める方法ってあるのかな?

こう言ったお悩みを解決します。

この記事を書いている私は、温泉観光士の資格を持つ温泉マニアサラリーマン。通勤ルートに温泉スタンドがあり、週に2日は自宅でテイクアウト温泉を楽しんでいます。そんな生活の中で考案した温泉を劣化させずに温める方法をご紹介します。

今回の記事では、一般の方が購入しやすい温泉の量20Lポリタンク1缶でお話を進めます。

ぜひご覧ください。

温泉スタンドの温め方はこれだ!

では、自宅で温泉が劣化しない温め方の手順をご説明します。

①お湯を給湯口の上ギリギリまで入れる

②追い焚きで、45度まで沸かす

③常温の温泉を投入する(10〜20L)

これでオッケー!

この時点で「よっしゃ!今すぐ温泉に入る!」という方はこのページを閉じてお風呂の準備をしましょう。

(浴槽に浸かる前に湯温の確認は忘れないでくださいね)

また、読むのが面倒…という方の為に、YouTubeを用意しております。このページ最下部からご覧ください。

では、順に説明して行きましょう。

①お湯を給湯口の上ギリギリまで入れる

給湯口の上まで、お湯を入れて行きます。

給湯温度を45度にセットして入れてもいいですし、自動モードがある方は一番少ない水量にしてお湯を入れても大丈夫です。

一般的な足が伸ばせるタイプの浴槽では、一番少ない湯量で大体100Lのお湯がはられます。

②追い焚きで、45度まで沸かす

自動モードで入れた場合は追い焚きをする必要がないですが、写真のように給湯で入れた方は、追い焚きを使ってお湯を45度まで沸かしてください。投入する温泉は、常温まで下がっていると思いますので、ぬるくなることを想定し少し熱めに沸かしておきます。

浴槽

③常温の温泉を投入する(10〜20L)

熱い湯船の準備が完了したところで、温泉を投入します。

投入量は、お好みで調節していただければオッケーです。

療養泉として、泉質の記載がある場合は成分が一番少ない温泉でも20Lを入れると、入浴剤と同じ量の温泉成分が入っていることになります。成分分析表の蒸発残留物を見ると計算する事ができます。

例えば私のよく行く飯能湯本温泉では、泉質と蒸発残留物はこのような感じです。

飯能湯本成分分析表

泉質:ナトリウム-塩化物泉

蒸発残留物:1.951g /kg

ここで、蒸発残留物に注目してください。

これは、1kg→1Lの温泉水に約2gの温泉成分が入っている事になります。

20Lの温泉であれば、40gの温泉成分を浴槽に投入した事になるわけです。

入浴剤は一般的に、20gの粉を浴槽に溶かしますので、入浴剤の倍の効能があるお湯の出来上がりという事です。

まとめ

という事で、自宅で温泉を劣化さず温める方法についてご説明しました。

簡単に言ってしまうと、次の通りです。

①少なくお湯をグラグラ沸かす

②温泉で適温まで湯温を下げてすぐに入る

はい!これだけです!

こうする事によって、温泉自体を沸かさず楽しむ事が出来ます。

成分分析表の泉質と蒸発残留物を見て、入浴剤と同等かそれ以上の効果がある温泉を再現し自宅で楽しんで下さいね。

という事で、今回は以上となります。

温泉マメ知識シリーズ第1回を見る方はこちら

温泉マメ知識 第1回【成分分析表を見よう】

この方法については、YouTubeもアップしていますのでご覧ください。

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